外壁塗装の付帯部とは何のこと?付帯部塗装について
2023.08.01 (Tue) 更新
みなさん、こんにちは!!
本日は、『外壁塗装の付帯部』について外壁専門店のスミタイの大野谷が解説します!!
外壁塗装と聞くと「壁面の塗装🏠」を思い浮かべますよね!?
外壁塗装をする際、屋根や壁面と一緒に塗装する箇所に「付帯部(付帯部分)」という部分があります。
外壁塗装について調べているとよく目にしたり、見積もりに記載されたりしている「付帯部」ってなんだろう?塗る必要はあるの?
今回は「付帯部」は一体どこの部分なのか、付帯部を塗装する必要性をご紹介します。
付帯部とは!?
「付帯部(ふたい)」とは、外壁の外側に付属している家のパーツを指します。
具体的に付帯部というのはどこかというと・・・
雨樋、雨戸、鼻隠し、破風板、笠木、水切り板金、庇、軒天、シャッターボックス、換気扇フード、ウッドデッキなどがあります。
見積書に「付帯部」という記載があったら、実際にどこが塗装されるかわかりません。
工事が終わってから「ここも塗装してくれると思った」と後悔しないように、見積もりや打ち合わせの時点で「付帯部とは、具体的にどこを塗装するのか」を確認しておきましょう。
記載されていない場合もあるので、その際はきちんと確認してトラブルを事前に防ぎましょう!!
なぜ付帯部も塗装をする必要があるのか?
付帯部を塗装するのは、外壁塗装と一緒に行うのが一般的です。
もし外壁塗装だけして付帯部は塗装しなかった場合、外壁だけ綺麗になっても付帯部の汚れや傷みが目立ってしまいます…。付帯部を省いてしまうことで劣化を早め破損を起こし、劣化状況によっては雨漏りが発生してしまったり、その修理費用で結局工事コストが上がってしまう恐れがあるからです。
また、足場代も関係してきます。
破風板や軒天井、雨樋など高い場所にある付帯部は、塗装のために足場を立てる必要があり、設置するたびに費用がかかってしまいます。
外壁塗装をするときは付帯部も一緒に塗装をした方が費用的にもお得になりますので、「外壁塗装+付帯部」でまとめて塗装工事することをおススメします。
外壁塗装と一緒に塗装する付帯部について
雨樋・鼻隠し
雨樋は、日や風がずっと当たり続け、さらに雨水が大量に流れる部分なので、基本的に塩化ビニール樹脂やガルバリウム鋼板など、強固な素材で作られています。しかし、永遠に使用できるものは存在せず、雨樋も必ず劣化します。
雨樋が劣化をしてしまうと、変形する(ゆがむ)、穴が空く、割れる、外れる、漏れるなどの症状が出ます。劣化が大きく進行ている場合は、塗装では補修しきれないところは雨樋の部分交換を行います。
Before
After
幕板
幕板とは、下の写真のように、お家の1階部分と2階部分の境目の仕切りの板のことを指します。年数が経過した幕板(まくいた)や帯板(おびいた)は、塗膜が剥がれたり欠けたりして見栄えが悪くなってきます。外壁材と異なる素材の場合、耐用年数の違いから幕板だけ劣化が目立つようになります。劣化が大きく進行している場合は、幕板カバー工法、幕板交換があります。
Before
After
雨戸・戸袋
雨戸・戸袋の塗装を行う最大の目的は、部材の劣化を防ぐためです。雨戸・戸袋は主に木製と金属製に分類されますが、いずれの場合でも塗装が必要となります。なぜなら、雨戸・戸袋は塗膜に覆われていることで、雨や紫外線による部材の劣化を防いでいるからです。
Before
After
軒天
軒天井も風雨にさらされ劣化していきます。軒天井の状態に気づくには見上げないといけませんので、気がついたらボロボロになっていたということもあります。軒天井を痛めずに長く維持していくためには塗装が必要です。
Before
After
上記以外にも、水切りた鉄のサッシやエアコンホース、ドア、ポストなどの塗装するケースもあります。他に塗装をしたい付帯部がある場合には、塗装できる箇所であるのかを含めて相談してください。
付帯部に使用する塗料の確認をしましょう!!※重要
外壁には高耐久塗料を選んだものの付帯部はウレタン・シリコン等の安価な塗料を使用し、塗料としての耐用年数に差がある組み合わせで見積もりをする業者もいます。最初は綺麗ですが、年数が経過して付帯部だけが早く色褪せてきてガッカリ…。というお話をよく聞きます。
付帯部は日当たりが外壁よりも良く、また濃い色を使用していることが多く外壁よりも早めに傷んでくるのが通例です。スミタイでは、雨樋・雨戸・破風鼻隠しなどの付帯部に高耐久の無機塗料を標準施工としております!!
また付帯部のお色もお客様のご希望のお色を選んでいただけます。基本的に付帯部の色は、黒・茶・白が多いです。
カラーシュミレーションでも外壁と付帯部の色のイメージができますのでご安心ください(^^)/
まとめ
付帯部塗装についてのお話をさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか!?
現在お見積りがある場合には、上記でお伝えした付帯部に使用する塗料であったり付帯部とはどの部分が塗装されるかまできちんと確認をしてみてください!!