外壁塗装の色選びでよくある失敗・・・|失敗しない色選びのポイントもご紹介
外壁塗装は、住宅の外観の大半を占めため、大きな影響を与える要素の一つです。外壁塗装の色を変えるだけで、家のイメージを変えることができます。しかしその一方で、「色選びが難しい」「実際に塗装をしたらイメージと違った」などの声も聞かれます。 今日は実際に『外壁塗装の色選びでよくある失敗』と今後、外壁塗装をお考えの方に向けて『色選びで失敗しない為のポイント』も解説させていただきます。失敗事例から学んで、外壁塗装を成功させましょう!! 外壁塗装の色選びでよくある失敗事例 カタログ・イメージしていた色味と実際の色が違った よくある失敗事例で、カタログの色見本だけで色を決めてしまい足場が外れた後に見たら色がイメージと違う…という事です。 外壁のように広い場所に塗料を塗ると、面積効果で色の見え方が変わるのもイメージ違いの原因です。面積が広がると薄い色はもっと明るく、濃い色は暗く見えるのが面積効果の特徴。原理がわかっても実際の仕上がりを予測できないのが、失敗の大きな原因となっています。 ※面積効果に注意 明るい色は面積が広くなると小さい面積で見るよりも薄く見え、暗い色は面積が広くなると小さい面積で見るよりも濃く見えます。 色選びの際に、小さな色見本で確認したあと実際に外壁塗装をしてみると、「思っていたより明るかった!」と落胆される方が多いのです。 このようなトラブルを未然に防ぐためには、カラーサンプルを選ぶ際になるべく大きな面で色を確認するようにする方法がおすすめです。 カタログなどの色見本だけでなく、A4サイズの紙に実際のカラーを印刷しておくことで、このようなイメージ違いのトラブルを避けることができるでしょう。 ツートンカラーや屋根との配色で失敗した 外壁塗装を行ったものの、配色にまとまりがなく玄関やベランダの色味と合わない場合や、使用した2色の塗料の色が合わず、建物全体の仕上がりが悪くなってしまうケースも外壁塗装ではよく起こっています。※配色パターンをカラーシミュレーションなどで確認しておくことです。 参考ブログ:外壁塗装の色の組み合わせについて 施工事例の画像を参考にしながら配色を検討すると、失敗のリスクを下げられるでしょう。 ★スミタイ施工事例はこちら★ 外壁の色に艶が出過ぎて失敗した 塗り替え後は新築時よりもツヤが強く出ます。なぜなら新築の時に塗られている塗料よりも高耐久の塗料を塗るからです。 コーティングしている膜が厚いほど紫外線から家を守ることができますが、ツヤも強く出るので、ツヤのことを考えずに色を決めると、想像以上に輝き、それが気になる方もいらっしゃいます。 艶が気になる方は、このような失敗を防ぐためにも、事前に艶のレベルの調整を業者側に頼んでおく必要があります。塗料の種類によってラインナップは異なりますが、艶を選択する場合は、艶なし、3分艶、5分艶、7分艶、艶あり、といった5種類に分けられています。※これが3~5種類になることもあります。 艶の基準ですが、艶ありは光沢度が70以上と定められています。 周囲の住宅や景観との調和を考慮せず色を選んでしまった 自宅の外壁塗装が上手く行っても、周辺の住宅と一緒に見たときに色が合っていなかったというケースがあります。好みの色やデザインを優先しすぎると、景観に合わない可能性があります。 そんな失敗を防ぐには、事前に近隣の建物の色やスタイルを参考にすることが大切です。例えば、自然環境に囲まれた場所では、自然な色合いや地域の風土に合った色を選びます。 色褪せや汚れの目立ち具合を考慮しないで色を選んでしまった 特に濃い色や明るい色は、時間が経つと色褪せが目立ちやすく、また汚れが付きやすい場合があります。長期間美しい状態を保つためには、汚れや色褪せが目立ちにくい色を選ぶことが重要です。 こちらの記事では、色あせしににくい色の解説をしています。色選びの参考にして下さい。 参考ブログ:外壁塗装で色あせしない色とは? 新築時のまっさらなイメージももちろん大切ですが10年後20年後の将来の姿も見据えて色を選択されることをおすすめしています。 施主と施工業者とのコミュニケーション不足による失敗 施主が希望する色と施工業者が認識している色が異なる場合があります。具体的なサンプルを用いてしっかりと打ち合わせを行い、イメージのズレを防ぐことが重要です。 外壁塗装の色選びで失敗しないためのポイント A4サイズの色見本で確認をする 失敗事例からお伝えした『面積効果』から小さな色見本だけで確認をせずA4サイズなどできるだけ大きな色見本で確認をするようにしましょう。実際の色と事前に確認した色味に大きな差が生まれることのないよう、できるだけ大きなサンプルで確認を行う事が大切です。 さまざまな条件下で色見本の見え方を確認する 色は、室内の蛍光灯の下で見る色と、太陽光線で見る色とは、色の見え方が異なります。色は、光源色によって左右されているからです。 なので、色を選びんだり確認する作業は、屋外が基本です。屋内では本当の色合いを見ることが出来ないことを覚えておいていただきたいと思います。 ただし、屋外の場合、直射日光ではなく自然に反射された光(昼空光)が当たる場所が最適です。 色見本帳でも大判タイプもありますので、実際に色見本帳を家の外壁に当てて、日当と日陰の面で照らし合わせてみると分かりやすいです! また、午前中や午後の時間帯に分けて色を見比べることもおすすめします。 カラーシミュレーションで全体の配色バランスを確認する 気に入った色が決まったら、カラーシミュレーションを行いましょう。 モニターやブラウザによって色の見え方が異なるため、あくまでも参考イメージとして考えましょう。印刷して施工店に見せるとしても、やはりプリンターによって色の出方が異なるので、施工店には「こういうイメージにしたい」と方向性を伝えるために使用するとよいでしょう。 カラーシミュレーションは、必ずしも精緻な結果でないこと、100%同じ結果になるわけではないことを理解しておきましょう。 実際に同じ色で塗った家を見に行く ある程度希望の色が選定できましたら、同色の施工事例がないか業者に教えてもらうこともおすすめです! 色見本での見え方と実際のお住まいでの見え方とは異なります。施工事例をHPやお写真で確認する事ももちろん大切ですが、実際の現場に伺うことが可能なら、ぜひ見に行ってみましょう。 外壁塗装の色選びに失敗してしまった場合・・・ もしも塗装の色がイメージと違った場合や塗装のやり直しをしてほしい場合は、足場が残っていれば業者に再び依頼を行うことで再塗装してもらえる可能性があります。 しかし足場がすでに解体されている場合は再塗装の際に別途足場代がかかるため、再塗装を希望する場合は足場が残っているうちに依頼を行うようにしてください。 まとめ 外壁塗装の色選びでよくある失敗してしまう事例や、失敗しないためのポイントについて解説しました。 満足いく外壁塗装を行うためにも色選びは重要です。是非、今後外壁塗装をお考えの方は是非ご参考にしてみてくださいね。 無料診断、お見積り依頼はこちらから( ^)o(^ )
2024.07.08(Mon)
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