建物診断の結果
-
既存屋根材はスレート屋根です。石質の薄い板を使用しているため、劣化や反りがしやすい材料です。
-
紫外線による劣化がひどく褪色が見られ、また全体的にコケが発生しております。
-
防水性能低下に伴い、スレート自体が反ってしまっている状態です。
-
経年劣化の影響で板金部分の褪色が見受けられます。また、ビスについて、なぜか鉄ビスとステンレスビスが使用されているようです。
-
軒先板金部分は塩ビ鋼板となっており、経年劣化の影響で塩ビ被膜が剥がれてしまっている状態です。
-
既存外壁材は窯業サイディングです。セメント・石膏などを主成分にし、一般住宅でも最も使用されている外壁材で基材に吸水性があるのが特徴です。
-
紫外線による影響から、塗料の劣化を示すチョーキングが発生しております。しっかりと高圧洗浄で汚れを落とし、塗装をする必要があります。
-
外壁材に一部カビ・コケが発生しているところがあります。低汚染塗料の使用や専用の添加剤を塗料に混ぜることで、カビ・コケの発生を抑制することができます。
-
外壁目地はガスケット仕様になっております。塗装する際は可塑剤移行防止のため、専用プライマーを塗布する必要がございます。※プライマーを塗布しない場合は、長い期間ベタ付きを起こし、ガスケット部分のみ油汚れのように黒ずんでしまいます。
-
既存バルコニーは塩ビシートです。劣化が進んでおり、今回のタイミングで防水専用塗料を施工することを推奨いたします。
施工中の写真
-
足場を設置します。
-
屋根の洗浄作業になります。
-
外壁・付帯部の洗浄作業になります。
-
塗料を弾いてしまうタイプのコーキング材にプライマーを塗布します。
-
ガスケット目地部分にプライマーを塗布します。
-
全体的に塗布し完了です。
-
外壁の下塗りを行います。
-
外壁の中塗りを行います。
-
外壁の上塗りを行い完了です。
-
玄関軒天の下塗りを行います。
-
玄関軒天の中塗りを行います。
-
玄関軒天の上塗りを行い完了です。
-
雨樋のケレン作業です。
-
雨樋の中塗りを行います。
-
雨樋の上塗りを行い完了です。
-
軒天・破風・軒樋が一体型となっている箇所のケレン作業です。
-
塩ビ用プライマーを塗布します。
-
中塗り・上塗りを行い完了です。
-
その他、エアコンホースカバーの中・上塗りを行い完了です。
-
その他、シャッターBOXの中・上塗りを行い完了です。
-
清掃後、既存防水と緩衝しないようシートを張ります。
-
新規塩ビシートを張り、改修用のドレンを取り付けます。アルミ笠木で隠れていた部分まで、シートを張ります。
-
シートとシートの繋ぎ目を溶着して、シート張りは完了となります。
-
新規塩ビシート張りが完了です。
-
アルミ笠木を復旧し、外壁との取り合いをコーキングします。
-
防水工事が完了です。