栃木県塩谷郡 T様邸 屋根塗装・外壁塗装工事
2022.04.02
建物診断の結果
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既存の屋根材はセメント瓦です。セメントと川砂を重量比で練り混ぜたモルタルを型に入れて成形したもので、形状により和形、洋型、平型、S型等の種類があります。セメント瓦もカラーベストと同様に、それ本体には防水性がほとんどありません。また塗料で着色するので、どんな色にすることが出来ます。ただ経年劣化によりセメントの成分が取れ瓦が「スカスカ」になり、色落ちしたり表面が劣化してきたりします。
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紫外線による劣化がひどく褪色が見られ、また一部コケが発生している箇所がございます。
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差し棟の板金部分も紫外線の影響で褪色しています。
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既存外壁材はALCボードです。コンクリートを軽量気泡化しており、断熱性・耐火性・耐久性に優れた材料ですが、防水性に乏しいのが特徴の素材です。
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外壁材に一部カビ・コケが発生しているところがあります。低汚染塗料の使用や専用の添加剤を塗料に混ぜることで、カビ・コケの発生を抑制することができます。
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軒天部分にカビが見受けられます。今回、防カビ成分の入った軒天専用塗料を塗布することで素材を長持ちさせることができます。
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雨樋の褪色が見受けられます。今回、外壁と併せて塗装をすることで、お家を長持ちさせることができます。
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既存バルコニーは塩ビシートです。劣化が進んでおり、今回のタイミングで防水専用塗料を施工することを推奨いたします。